5月5日、愛知県芸術文化センターにおいて、「第60回以文会書展表彰式」が行われました。「以文会」は「日本の伝統に根ざす書」を掲げ、中国名碑及び日本の古筆の臨書を主体とする展覧会で、今年で60回を迎えました。公募展には日本全国から応募があり、表彰式にも北海道や東京など遠方からわざわざ愛知県に見える方もいらっしゃいます。
今は亡き会創始者の岩田文堂先生が、「書は、中国、唐以前の書を根底とするものでなければならない。」との主張を基に、古典研究を中心とした書道団体を昭和30年4月1日に設立、「以文会」と命名されました。書は(1)筆力 (2)品位 (3)格の高さのどれが欠けても良い書とは言えないとの見地から、「伝統に根差した書」の探求テーマに研鑽を続け今日に至っているそうです。
私も書道は小学6年生まで続けたのですが、部活動が忙しくなってやめてしまいました。「継続は力なり」と言います。続けておけばよかったと反省しきりです。知り合いの女性の皆様は、もう表彰式の常連さんで、1年に1回この時期にお会いでき、毎年再開を喜び合っています。皆様の素晴らしい成績と努力に心より拍手を送りました。